【ラノベ】ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか?3 作:望公太 〜感想〜
あけましておめでとうございます。そして、お久しぶりです。
大学生活が思いの外忙しく、まず本を読むこと自体が少なくなり読んだ後の感想を書く時間を惜しんでしまっていました。
年が明け、新しく挑戦するつもりで頑張っていきますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、遠い記憶を漁ると、2巻までは感想を書き、四巻(最新巻)まで読んでおります
今回は三巻!前回、人生の楽しみ方について掘り下げたような気がします。
クリスマスを過ぎ、人肌恋しい季節を乗り越えた独り身ですが…。やはり恋人が欲しいという願望が頭のどこか片隅にあってしまうのはそういうことですかね(苦笑)
〜時を超える愛〜
さて、今回のサブタイトルは『時を超える愛』ということですが読んでもらえれば分かりますが薫と織原さんとの過去につながってくる話で、二人は以前に出会っていたようで・・・!?
そこでつながってくるのか!と驚きはしたものの、「卵焼き」でピンと来たのが正直なところです
今作、僕としては前半のキャンプに焦点を合わせて話していきたいなと思います
〜三角関係〜
高校の友達と織原さん含む六人でキャンプにきた一行。
甘々な二人の場面やみんなではしゃぐ色々な場面が描かれている中、キャンプファイヤーで仲良し三人組(ウラ・カナ・薫)が喧嘩したことがあるのかという話題に。
どうやらこの話は三人にとってタブーだったらしく・・・。
クラスのリーダー的存在だった陽気な少年は休み時間に誰とも話さず寝たふりをして過ごすように、教室の角でずっと本を読んでいた内気な少年は学年の大半と連絡先を交換するようになってしまった
「実はさ、僕とウラで三角関係やっちゃって」
カナが言った。どうでもいい失敗談を語るように。
これが原因でウラ激怒。それでもカナは続ける。
「中学生の恋愛なんて、ごっこみたいなもんだから。大人になれば忘れるか笑い話にでもしたほうがいいだろ」
このやりとりがきっかけでウラは逃走、カナも頭を冷やしてくるといいバラバラに。
修羅場になりながらも片付けをしている織原さんのもとにカナが現れ、相談し始めます。
これが今回の自分の考察したかったところです!
〜大人より子供の方が味覚が敏感〜
いきなり話は変わりそうですが最後にちゃんと戻ってくるので安心してください(笑)
子供の野菜嫌いというのはよくある話ですが、大人で野菜嫌いはあまり聞かない話です(勝手に)。アレルギー云々は置いておいて、何故でしょうか。逆に野菜嫌いだった子供は大人になっても野菜嫌いなのでしょうか?
おそらくですが何処かで克服するタイミングがあるはずです。その食べられたきっかけというのに関係していると言われているのが「味覚」です。
子供は大人に比べて味覚が敏感と言われています。なので、野菜の苦味というのを敏感に感じ取ってしまうらしいのです。食べられるようになるきっかけというのは成長により、味覚が変化することによって苦手だった野菜も美味しく食べられるようになるというのです。
つまり、人は大人になればなるほど鈍くなる。
〜心も同じ・・・?〜
先ほどの話を踏まえると、大人になればなるほど鈍くなるのは味覚だけでなく、五感や心も鈍くなるのだろうかということ。
大人になれば苦い思い出も笑って受け入れられるようになるのか。
子供の頃の失敗や痛みなんて忘れてしまうのか。
今この瞬間、自分が考えていること、このブログ、趣味これも年月が経つにつれて忘れていくものなのでしょうか?
〜心の容量〜
自分はこの疑問にちょうど昨年の2〜3月にぶち当たりました。
大学受験や、失恋ですね。(苦笑)
鈍感になったかどうかはさておいて、ここで苦笑できる自分になれてよかったと思っています。
正直、今でも後悔、悲しみ、引け目を感じることも多々、多々ありますし今が一番いいとも思っていません。
ここからは自分の考察が入りますが、大人になるとはどういうことかの答えの1つとして「心の容量」があると思います。
前提として、心の広さを説いているわけではないです。
ただ、一度受け入れて考えられるかどうかだと思います。
今自分がひしひしと感じている世の中の理不尽さや、後悔、喜び、などの感情をその場で跳ね返し、暴発させるのではなく一度頭で整理できるのかどうかだと思うんです。
心の容量が少なければ、怒りやすいなどの感情の起伏が激しい人。
多ければ、大人っぽく、余裕のある人。
だと思うし、自分の目標がこの余裕のある大人です。
感情を殺すなどの冷たいことではなく、一回客観的に考えられる冷静さが欲しかった。
今ある現実や過ぎてしまった過去に関してグダグダして今を邪魔しているなら、受け止めてこれからどうするかを考えられるかどうかではないでしょうか。
例えば欲しいものがある。お金がない。じゃあ貯金しよう。あるいはバイトのシフトを多めに入れてみるだとか。
論理的に考えて思考を絶やさず、前を向き続ける人。そのために努力を厭わない人。そんな人を大人というのではないでしょうか。
これが大人と子供の境界線なのではないかと考えました。
〜まとめると・・・?〜
話が少しそれましたね。戻しましょう。
結局、恋愛に関して初恋がそのままゴールまで行くことは稀なことで、おそらく誰しもが一度は失恋を経験し、その中でもトラウマになるようなこともあると思います。それでもその罪滅ぼしと言うと大袈裟ですが、心の傷を癒すのも、その経験を活かすのも、次の恋愛をするしかない。
「なら次こそは」と思うしかないし、今恋人や大切な人がいるならその人を本当に大切にしなければならないと思います。
「過ぎてしまったことはしょうがない」は冷たい言葉でしょうか
この言葉を受け入れられることが大人への一歩、次の恋人を大切にできる自分の成長への一歩なのではないでしょうか。
今3巻までこう言ったことを書かせていただき、
「二人での恋愛」
「選択の連続」
「大人と子供の境界線」
と書かせていただきました。
段階を踏んで、人を愛することはどう言うことかを学び、自分の心の容量を大きく、自分を磨ければと思います。
次巻では「いい人」について書きます
また、書ける種類も増やしていければなと考えています。
一度でもいいので目を通していただければ幸いです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。